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高級木材

2009/04/21 09:40
 昨日、楽器屋のこととか書いていて思い出したのだが、量産品、準量産品の顎あてに最高級黒檀とかを使うのって、やめにしたほうがいいと思うんだよな。顎あてというのは、本当に人それぞれ、もしくは最低限タイプ別に違うのが必要で、その違いがどれぐらいのバリエーションがあるのが望ましいかというと、人の顔がそれぞれに違っていて、その類型ぐらいの種類は必要である。人の意識って、人それぞれ顔が全然とが違うのに、顎や首周りの形状は大して個人差がないないと思ってしまうのです。いい加減なものなんです。自分もそうだったからあまり人のことは言えないのだが。そうじゃないんですね、少なくともそれぞれの顔の違いに見分けがつくぐらいに、首周りも一目でわかるぐらい全然違う形をしているのです。
 平均値の顎あてが合わない人というのがどれだけいるのかというと、リンク集に乗せたViolinist in Balance の映像中で、参加者が「私みたいに悩んでいる人はそこかしこにいる」みたいな事を言っている。そこまで深刻にずれていなくとも、プロオケの奏者を見てたって、あのお皿を、想定されている(と思われる)ように使っている人なんて、数えるほどしかいませんよ。

 で、まあ、量産品の顎あてというのは、その点、平均値でものを考える必要があるから、要は殆ど誰のためでもないようなシロモノで、性能が十分に発揮されることは、ほとんどないんじゃないかと思う。「有名演奏家は誰だってそれでこなしているじゃないか。道具のせいにするんじゃない」とか言われそうですけど、いやいや、それは話が逆で、音楽的才能に加えて、既存の顎あてを使って問題なくポテンシャルを引き出すことが出来たから、言い換えれば顎あてに邪魔されなかったから、そういう存在になれたのだと考えるのが正しいのです。

 話が飛びまくってますが、つまりそういう、十分に使いこなされる確率が低い・・・つまり言ってしまえば間に合わせにしかならない道具に、そんな高級木材が使われているのが、やりきれないのですね。真黒黒檀なんて、小さい角材ですらあっという間に売り切れるし、まして顎あてに必要な6センチほどの幅があるものなんか、どれほど手に入るんだろうか。
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− タイトルなし −

2009/04/21 01:05
こういう通販楽器屋を見つけた。↓
http://www.autumnvalley.net/
送料も購入するという変わったシステム。

かなり品揃えが豊富で、早速コレを注文。テールピースの枕のすぐ上あたりにボールエンドが来るアジャスター。安いですね。
http://www.autumnvalley.net/product/864
他にもカーボンファイバー製の見慣れないアジャスターとかある。
http://www.autumnvalley.net/product-list/35
これは、ビオラのA線以外にも使えますね。ヘリコアとかパーマネントあたり使うときに良さそうね。そのうち揃えよう。

形を変えられる肩当。Vn用らしいが、Va用もあるのかしら。これも安っすいです。
http://www.autumnvalley.net/product/488

スネークウッド製のフィッティング。5万弱するが、このサイズの材がとれれば、それだけでウン万ですから、おかしな値段ではありません。そういやこの材で作った132万のメガネがあったな。
http://www.autumnvalley.net/product-list/76

なんかバロック楽器まで売ってる。中国製らしい。そして5弦楽器もりますね。こちらが安いのはなんかアヤシイ。


楽器関係の小物で一番ほしいのは、オランダWolf社のChinrestScrew(あごあて金具)だが、国内では全然扱っていない。これあると、顎あて工作がはかどるんですがね。分数Vnから巨大なヴィオラまで使える優れもの。底値楽器屋に以前問い合わせたが無駄であった。こっちの店にも今度聞いてみよう・・・。
あと、弓の巻き革の作業セットとかあると便利なのにな。あれこそ誰でもできる作業で、要は少し工夫がいる絆創膏ぐらいなもんで、毛換えとかより遥かに簡単なんだがな。 
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正確な演奏と音楽の実体

2009/04/18 15:14
 世に「正確な」演奏と言うが、正確さという場合、何に対して正確なのか、という点は、しばしば議論もされずに放置される。大抵は「機械のよう」といったニュアンスが込められているのだろうが、まあ乱暴なセンスである。こういう人は、人間の感性というものを知らない。いわゆるメトロノーム的な正確さというものは、演奏者本人によって、正しい音の位置はここしかありえない、と直感される音の位置とは、殆ど全く関係ない。人間の感性と正確さという概念とは、対概念ではない。感じられたものを誤りなく表現出来るのが、演奏における正確さである。何も難しいことではない。極端に知的な業務に専心している人ならともかく、何年も楽器演奏に身を置いてそのことが解らないとうのは、なんというか、ダメ感が溢れる。

演奏者によって作り出されるそうした拍の伸縮は、一般的には、正確さに付け加えられた「効果」であると認識されることが殆どなのだろう。これも、実に間抜けなものの見方である。本当は、そのように感じられたものこそが、演奏者本人にとっての音楽的実体なのであって、メトロノーム的な時間の方が、観念的な構築物、つまり幻である。さらに言えば、メトロノーム的時間の方こそが、自然な演奏に人為的な「効果」を与えるものだろう。

 「間抜け」と書いたが、こういうことが直感的にでも観念的にでも理解できない人というのは、本当に間抜けである。腹立たしいとか、許せないとか、愚かとか、そういう感じではないんだな。もう、実に間抜け。ただ単に間抜け。これ以外の形容詞が思いつかない。
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cognition と recognition

2009/04/18 15:14
 サックス『Musicophilia』を読むとよく解るが、メロディーとはただの音列のことではない。メロディーには必ずリズムがなければならないし、ハーモニーを想起させずにはいない。後者については、和声認識は単純に空間的なものではないということが原因であり、分散和音の場合を考えれば一目瞭然である。つまり、耳に入ったものを溜め込んで、かたまりとして認識するのが人間の脳の音楽機能である。これを前者に関して言えば、個々のノートの時間順序および間隔は、つまりは「かたち」なのであり、また、かたちは動きを象徴する。音楽における動きとは、だから、単純な位置および加速度の変化なのではない。

 そもそも「ただの音列」などという観念を持ってしまうこと自体が間違いなのだ。しかし「リズム・メロディー・ハーモニー」という分析法は、このような観念を想起させずにはおかない。音楽の分析的認識や、演奏者のに確かに役に立ちはするが、あくまで近似的なものに過ぎない。この個々の要素は、それだけでは音楽といういわば立体を、別々の角度から眺めた景色、投影に過ぎない。人間の音楽認識にとっては、本来これらはたった一つの心理的実体である。

 この誤りの根底にあるのは、おそらく、認知 cognition と認識 recognition との混同であろう。

 何も予備知識を持たない純粋なリスナーにすれば当たり前のことではある。しかし演奏に手をつけてしまったものにとっては、この分析の呪縛というものは逃れ難いものであろう。演奏する人間は、音楽の受容に関して、演奏しないものより優れている、という観念は、半分は誤りである。演奏する人間は、自分の中に起こっている音楽という現象について、それを体験しつつ客観する高次元の心理状態に、演奏しないものよりも一歩先んじている、というだけのことである。もちろんそれが容易に実現できるものでないことは、わしは痛いほど承知している。何の導きもなしにそれが出来る人を、いわゆる天才と言ってよいのではないかと思う。

 ピアニストのアファナシエフの『音楽と文学の間』に、次のような記述がある。「ショパンの音楽には、音楽について何の予備知識もなく、限られた音楽体験を持たないものにも、涙を流させるようなちからがある。しかしこの同じ涙を、我々演奏家は流すことはできない」(大意)。



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エネスコのバッハ無伴奏

2009/04/10 07:33
昨晩見つけた。これは転調後。




やあ、いいね。完全に聴き入ってしまった。一瞬で惚れました。

どの声部にも一貫性があって、音楽の流れが破綻することがない。楽譜上で明確には示されないベースラインも例外ではなく、アルペジオの最低音さえも、ラインとしての持続が途切れず、舞曲のリズムも息づいている。

あと、これはミルシテインでもそうだが、3音および4音の和音の崩し方が物凄く巧い。前打音的に処理しなければならない音が、ラインの要求するリズムに対して、余計なリズム的アクセントを加えていない。(ハイエッツなどと比べてみると良い。)


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ところで、検索していたらこんなの見つけた。
http://www.geocities.jp/shumijinn/inisie.html
LPが300万て・・・。まあでも、気持ちだけなら解らなくもないかな・・・。


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ベルリン

2009/04/05 02:33
 YouTubeのベルリンフィルの公式チャンネルから、なぜかわしのアカウントあてに宣伝が来た。一応、お気に入りにクラッシック系のものは保存しているし、たまーーにコメント入れたりするが、それにしても全然心当たりがない。統計でも取られているんだろうか。
http://www.youtube.com/user/BerlinPhil
一応チャンネル登録しといたが、まだ300人ぐらいしか登録していないらしい。ネームバリューを考えれば異常に少ないが、まあ、そりゃそうだろう、なにせあがってる動画は、いずれも3分程度の断片ばかりで、興味が出て見入っても、欲求不満が残るだけなのである。
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